オレンジピール Orange-peel
学名:Citrus sinensis
和名・別名:陳皮
科名:ミカン科
使用部位:果皮
原産地:ヨーロッパ南部、中国、アメリカなど
<どんなハーブ?>
ミカン科の植物といえば日本の温州みかんやバレンシアオレンジに代表されるオレンジ類といった食用の果物と酸味や苦味が強いために生果の状態では食用に適さないものがあります。前者をスイートオレンジと呼び、後者をビターオレンジと呼びます。
オレンジの原産地はインドのアッサム地方でアラビア語の「ナランジ」が語源とされています。みなさんにもなじみの深いオレンジ(スィートオレンジ)の皮(ピール)を使います。漢方薬でも使用され、陳皮〔チンピ〕と呼ばれています。
<香りの特徴>
ドライは甘いオレン ジの香りです。ティーは温かいママレードのように爽やかで 甘酸っぱい柑橘の香りがします。冷めると苦味が目立つようになります。
<味の特徴>
ほのかにオレンジの味がし、口に含むと少し苦味がある中に甘酸っぱさを感じることが出来ます。
<水色>
ドライ:オレンジ色。劣化するとくすんだ色に変色します。
水色:薄い黄金色で艶があります。
<飲み方ワンポイント>
少量でもしっかりと風味が出るので量に気を付けましょう。ブレンドするとティーに華やかさを与えます。紅茶やジャーマンカモミール、リンデンなどと合わせるのもオススメです。