ジンジャー

ジンジャー Ginger


学名:Zingiber officinale
和名・別名:生姜、乾姜
科名:ショウガ科
使用部位:根茎部
原産地:中国、東南アジアなど

<どんなハーブ?>

日本では「しょうが」として薬味などとして親しまれ、世界中でも使用されるジンジャー。
中国医学では生を「生姜」(しょうきょう)、乾燥したものを「乾姜」(かんきょう)と呼び区別しています。ショウガの学名Zingiberは、サンスクリット語のsringavera(=角形の)に、officinaleは(=薬用の、薬効のある)という意味に由来しています。紀元前4世紀の中国の医学書には、生姜が、吐き気、下痢、胃痛、コレラ、歯痛、出血、およびリウマチを治療するのにおいて有効であると記述されています。後に、初期の風邪のせきを含む呼吸に関する症状の治療に利用されました。

日本薬局方においては、単に乾燥させた根茎を生姜(しょうきょう)、蒸してから乾燥させたものを乾姜と区別されている。なお、乾生姜(かんしょうきょう)とは、新鮮な生(鮮姜、せんきょう)に対して区別する言葉として使用されており、日本薬局方の「生姜」と同じものです。

<香りの特徴>

ドライはスパイシーで甘く土っぽい強い香りで刺激的です。ティーはスパイシーな爽やかさの奥に甘く土のようなどっしりとした香りです。時間による香りの変化はあまりありません。精油成分のジンギベレンはショウガ特有の強い香りがします。ブレンドの際はあまり入れすぎないよう注意します。

<味の特徴>

辛味成分(ジンゲロール・ショウガオール)がありピリピリと辛いですが、甘味もあり、土っぽい風味も感じられます。湯を注いですぐに辛みが出ます。抽出時間が長くなると辛み・苦味や雑味なども出ます。冷めると甘い風味が減少するため苦味・酸味が分かりやすくなります。

<水色>

ドライ:黄土色。
水色:黄土色。1分ならクリーム色ですが、2分から黄土色が出てきて強くなっていき、濁ってきます。

<飲み方ワンポイント>

水色を白濁させたい場合に使えます。ピリリとした辛さがぼやけた味を引き締めて味をまとめます。刺激的なハーブなので敏感な時期には避けた方が良いでしょう。ジンジャーのコーディアルを作っておくと、刺激やアクセントをつけたいアレンジティーに重宝します。

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