エキナセア

エキナセア echinacea. angustifolia/pallida/purpurea


学名:Matricaria chamomilla / rectita
和名・別名:ムラサキバレンギク パープルコーンフラワー
科名:キク科
使用部位:開花時の地上部,根部
原産地:北米 アメリカ東部

<どんなハーブ?>

エキナセアは400年もの間、北米の先住民が最も大切にしたハーブで伝染病や毒蛇に咬まれたときなどに用いられてきました。特に歯やのどの痛み、風邪や伝染病の治療にも用いられ、有効成分が含まれる根の部分を噛んだり、ハーブティーとして飲んでいたといわれています。19世紀のアメリカにおいて、エキナセアはエクレクティック派の医師により活発に治療に用いられました。戦後にドイツなどでエキナセアの科学的研究が進み「免疫力を高めるハーブ」として今では広く知られるようになりました。現在では欧米の植物療法において確固たる地位を築いています。
学名の由来はギリシア語でハリネズミを意味するechinos〔エキノース〕が語源とされています。

<香りの特徴>

ドライハーブはテルペン系の草木の爽やかな香りがします。ティーは後口はサッパリしていて飲みやすい香りです。クセが無いので、食事時のお茶としても楽しめます。葉が多いティーは海藻様の香りが強くなります。

<味の特徴>

使用部位によって微妙に味に変化が生まれます。根部が多い場合は、甘味と刺激があります。地上部は葉が多い方が緑の風味や海藻様の風味が強くなります。全体的に多糖類を含むため、ほんのりとした甘味を感じます。

<水色>

ドライ:緑・黄緑
水色:イエロー系。葉が多いものほど赤みを 帯び橙色になる。透明。

<飲み方ワンポイント>

エキナセアは多糖類を含み、甘みを持っています。ブレンドにも合うハーブです。香りのあるハーブ、ミント系と合わせるとスッとするので飲みやすくなります。ローズヒップと1:1でブレンドすると 昆布茶のような風味になります。また緑茶とも相性が良いので、和食などにもよく合います。

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