コモンマロウ

コモンマロウ German chamomile


学名:Malva sylvestris
和名・別名:ウスベニアオイ、マローブルー
科名:アオイ科
使用部位:花部
原産地:ヨーロッパ南部

<どんなハーブ?>

マロウは代ギリシャ・ローマ時代から、マロウの葉や茎は食用の野菜として利用され、花や葉、根はお茶として利用されてきました。中世になって世界中で栽培されるようになり、現在では様々な種類が存在します。粘液質を豊富に含むため、欧米では昔から風邪による喉の痛みや、咳、それに胃炎や膀胱炎などにもちいれられてきました。また浸出湯は皮膚のトラブル湿布やパックとしても活用されています。 古代では観賞用でしたが、中世に入り薬草として使われるようになりました。

<香りの特徴>

ドライは花の香りが弱めです。ティーはスィートで少し酸っぱい香りがし、若干の苦味はありますが全体的に薄い香りです。

<味の特徴>

味は控えめで、食感は粘液質により柔らかくなるため優しい風味のティーです。色を優先して低温で抽出すると 風味が減少するので、低温でもしっかりと風味が立ち、色が出にくいハーブ(レモングラスなど)とブレンドすると良いです。全体的にとてもまろやかで飲み心地が良く、とろみをほんの少し感じます。

<水色>

ドライ:青紫。劣化した物は薄紫色に変化します。
水色:アントシアニンにより熱湯を注ぐと、鮮やかな濃い青色となり、時間の経過とともに紫色に変化していきます。レモン汁を加えると瞬時に色がピンク色に変化します。反対に、重曹を入れることで液をアルカリ性にすると明るめの水色に変化します。

<飲み方ワンポイント>

熱湯で淹れるとすぐに色が変わるため、青い水色を持続させたい場合はぬるめの湯か水出しをするとよいです。またペパーミントをブレンドしても色が長持ちします。ブレンドの際は他の風味の邪魔をしない ので水色や外観の為のブレンドで使うとよいでしょう。

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